シミって何?

「シミ」とは、通常のクリーニング処理では落とせない、局部的な汚れのことをいいます。
「シミ」と一言で言っても、付着したシミの種類や、付着してからの時間によって以下にに分類されます。

簡易シミ抜きで
落とせるシミ

有料シミ抜きでないと
落とせないシミ

有料シミ抜きでも
落とせないシミ

シミの構造

一般的なシミは、その構造を拡大すると、下の図のように汚れが層になっています。

1. 付着した直後のシミ

付着した直後のシミは、まだ生地(繊維)の奥深くまでは浸透していないので、簡易シミ抜きでも落とすことができます。

ご注意ください

お客さまご自身で擦ったり洗ったりした後に残ったシミは、その時点で落ちにくくなっており、簡易シミ抜きでは落とせない場合があります。

2. 付着後に時間が経過したシミ

時間の経過と共に、汚れが徐々に生地(繊維)に浸透して生地(繊維)を傷めていきます。
この状態になりますと、「簡易シミ抜きではシミが残る可能性がある部分」が発生してきます。

3. さらに時間が経過したシミ

さらに時間が経過すると、「変色」と呼ばれる状態になります。こうなると、有料シミ抜きのみでしかご対応できません。
残留した色素や、変色したシミを漂白などして落としていきます。
ただし、生地の傷跡(脱色・毛羽立ち)が残ってしまう場合もあります。

無料の簡易シミ抜きで落とせるシミの範囲

無料の簡易シミ抜きの対象範囲は、下図の1~4のシミです。

シミの落ちやすさ

無料
簡易シミ抜き
有料
シミ抜き
油性の汚れ
蛋白・デンプン
タンニン
※一部△

※一部○
色素
変色 ×

◎:落ちる ○:だいたい落ちる △:少し残る可能性がある ×:落ちない

※原則として、食べこぼし・飲みこぼしのシミ(一部例外あり)が対象です。
※生地・繊維の素材、加工、状態によっては、落ちない場合もあります。
※日焼けなど、シミが原因でない変色は、対応できません。

ご注意ください

以下のシミは、状態に関わらず全ての有料シミ抜きでのお取扱いとなります。

インク、ペンキ、サビ、花粉、接着剤、化粧品、絵具、朱肉、血液、墨汁、ヘアカラー、何が付着したか分からないもの、食べこぼし・飲みこぼしの例外品(ワイン、カレー、香辛料)

有料シミ抜きなら何でも落ちる?

大体のシミは落とすことができます。

ただし、変色まで進行したシミは、既に生地(繊維)が傷んでいる状態のため、傷跡(脱色・毛羽立ち)が残る場合があります。

※日焼けなど、シミが原因でない変色は、対応できません。
※デリケートな素材や加工してある生地、過度に傷んだ生地は、かけられる負荷に限度がありますので、シミが残ってしまう場合があります。

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